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2014年7月5日土曜日

乃木将軍は名将なのか、愚将なのか

唐突ですけど、乃木将軍というと、子供の頃に祖父祖母からは「明治天皇に殉じて自刃した忠義深い軍人」と聞いていたんですよ。
 
ところが何歳頃からか、西南戦争で軍旗を奪われた、203高地で無益な突撃を繰り返して、何千人もの兵を死なせた愚かさの方が頭に残るようになって。
司馬遼太郎の小説読んでもそう書いてあるけど、果たしてそんな無能な人が大将にまでなる訳がないだろう。
 
ネットで調べてみると、司馬遼太郎が作り上げたイメージが世間に定着しているけど実際はそうじゃない、立派な軍人だったという意見も数多くあるんですよね。
 
 
いったいどっちなんだか。
人の評価は人によって分かれるもの。
でも名前が地名として残るというのは、普通に考えりゃ尊敬される人だけだと思います。
 
 
アメフトの試合で「乃木坂46」を見たから、という訳ではないですけど、その乃木坂に乃木邸と乃木神社を見に行ってきました。
 
まずは乃木邸、外苑東通り沿い、青山一丁目駅と大江戸線六本木駅の中間地点にあります。
乃木坂駅からが最も近いですけど、青山一丁目駅からでも徒歩10分かからずです。

一等地で土地が広いのはさすが。
でも煌びやかという訳ではなく、質実剛健さが漂うのは軍人の気品なのでしょう。
 
煉瓦を使っているせいか、本邸よりも馬小屋の方が立派に見えます。
 
いや、それが軍人らしさなのかな。
軍人として首尾一貫しているんでしょうね。
 
乃木将軍と辻占売少年像。
 
8歳で一家の家計を支える辻占い売りの少年に2円を渡した、というエピソード。
当時の2円は現代だといくらか、諸説あるようですけど、5千円〜2万円という目安です。
決して少額では無いものの、篦棒な金額でも無いようですね。
 
まぁいずれにせよ、乃木将軍の温かさ、心の広さを表しています。
 
庭には紫陽花が咲いていたり。
ちょっとした散歩にいい空間です。
 
奥さんと共に自刃したのもこの家。
自刃の直接的な理由では無いんでしょうけど、息子2名も日露戦争で戦死。
子供に2円を渡す優しさを持った人物が、自分の指揮下で数多くの若者達を死なせてしまった。
 
部分で全てを理解しようとしてはいけないものの、何となく乃木将軍の心境は理解できる気がしました。
 
続けて併設されている乃木神社へ。
手水に映る鳥居の赤が良い感じです。
 
参拝の人はそこそこいるし、境内は手入れが行き届いています。
 
乃木會館では結婚式。
乃木将軍の優しさがこの2人の幸せに繋がり、そして次の日本を支える人材に繋がる。
 
乃木将軍、やっぱりダメ軍人なんかじゃなさそうだ。
それがこの日の結論でした。
 
 

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