モーションウィジット

2017年10月11日水曜日

【観光】戦国時代の矢倉、ミシミシと揺れる恐ろしさ

逆井城は東西420m×南北320mと広い城だったらしく、現在公園になっている面積はその半分ほど。
とはいってもかなりの広さで、昨日書いた二層櫓の他にもいくつか建造物があります。
 
鮮やかな赤の門、これは関宿城門。
関宿城は現在の千葉県野田市北端、利根川から江戸川が分かれる辺りにある城です。
 
明治時代まで存在して、当主の久世家が民間に売った門を移築したものとのこと。
時代は少々異なりますけど、風情ある門ですよね。
 
この奥にあるのが主殿、城主の屋敷です。
 
主殿の中、閉じた扉を開くとこんな佇まい。
果たして入ってもいいものやら、立入禁止とはどこにも書いてないけど…やめておこう。
 
石庭まであるんですけど、ちょっと荒れた感じかな。
まぁ城に立派な石庭があったとも思えないので、この程度がリアルなのかな。
 
観音堂は、岩井市から寄贈を受けたものとのこと。
こちらも赤が美しく、城っぽさはないものの見ていて飽きないシンプルさです。
 
最後は井楼矢倉。
簡易な木組みの矢倉、ちょっと怖そうだけど、昇ってみようかな。
 
階段の横は透っけ透け、昇るとすぐに恐怖感に支配されます。
や、やっぱ止めておこう。
 
引き返そうとすると、実はそこは天辺のすぐ下。
えぇい、あと少し行ってみよう。
 
天辺は矢盾に囲まれているので恐怖感はそれほど…
ちょっと待て、このミシミシという音は何だ!
 
木製の枠組みだけなので、ちょっと動くとミシミシ音をたてて矢倉が揺れるんです。
 
 
ひぇ~、勘弁してくれよ。
このまま腰が抜けると降りられなくなるので、そそくさ、そそくさと階段を降ることに。
 
一度止まったら、そこで動けなくなることは間違いなし。
こんなところでレスキューを呼ぶのもやだ(←そもそも呼んでも来てくれないと思います)
 
気合いで降りたらわずか10秒ほどでしたけど、こんな怖い思いをしたのは久しぶりだ~
 
いやぁ、矢倉の恐怖はともかく、戦国時代の雰囲気たっぷりの面白い城だったな。
場所が悪いので観光客が少ないですけど、城ファンには見応えあると思います。
 
上手く観光化すれば、そこそこ流行るだろうに。
もったいなさを感じるいい場所でした。
 
 
【今日のワンポイント】
・今回見逃しましたけど、城の北側には楼門もあります。
・1時間程度で全体を観られるので、この城だけのために行くのはちょっと勿体ないかな。結城や古河などの観光とセットにすると良いでしょう。
 

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